Mもだんなも元バイト仲間で私は学生の時、数寄屋橋のビアホールでお運びさんをしていた。
ちなみに大きな声では言えないが当時は大ジョッキを8個持てた。
(今はか弱いのよーん。)
1年半ぐらい勤めてたのかなあ、バイト仲間の割にはけっこう中身が濃かった。
Mは私より1つ上で東京生まれのチャキチャキ娘。
だんなは3つか4つ上だったと思うけど朴訥でとにかく優しい人。
当時からなんかやってくれる人だというのは知ってたけどそのだんなが車庫入れをしていて植木に突っ込んでしまったのだ!!
Mがキッーーーーーーと怒り出す。
おいおいうそでしょう!!
バッテリーはあげるわ、植木に突っ込むわ、どないなってんねんだんな様!!
私は疲れもあったけどこうもやってくれちゃうと笑えなかった。
でも憎めないところがこのだんなの持ち味である。
月別: 2000年8月
今度は何?!in~愛媛~Part.10
約1時間半のドライブを終え新居浜に到着。
私の実家青森ものどかでなーんにもないところであるがここもあいつうじるものがある。
とても懐かしい風景。
そうこうしてるうちにM家に到着。
家の前がもろ田んぼですごいのなんのって・・・。
これがM夫妻の愛の巣なのね。
だんなのお父様がM夫妻は結婚式をしないというかわりに一戸建てを建ててくれたんだそうです。
そう大きなお家ではないがうらやましー限りであります。
車を降りてうーん、空気がおいしい。
本当に空気がおいしいんです。
まん前が田んぼということもあってか緑の匂いがぷんぷんとしてすがすがしい。
思わず背伸びをしてしいたらガシャーン!!
えっ何!!
今度は何なの!?
女とは不思議な生き物である。in~愛媛~Part.9
車中でも彩ちゃんのパワーは疲れを知らず。
この密接した空間でぞうさんやかえるの歌を大合唱し私は歌のお姉さんになってしまった。
でちゅまちゅの言葉がはっきり言えない舌足らずな彩ちゃんの歌声にとめどもないかわいらしさを感じてしまう。
くどおーおねえーちゃんもすっかり舌足らずでちゅう。
そんな彩ちゃんはお歌もお話も疲れたのか最後にはママのところへいって寝てしまった。
やっぱりママがいいのねえ。
子供の寝顔は天使の寝顔とよくいうがまさに天使がとなりにいてぷっくり膨らんだほっぺたを食べちゃいたい~~~~。
彩ちゃんを抱いて子供を見つめるMはまさに母性にあふれおおっーマリア様!!
ついこないだまで工藤ちゃーんどうしよおーとか言ってたのにMの存在がとても大きく見える。
Mはけっこう男っぽい性格だったのであるが子供をもった女はこうも変わるものであろうか・・・。
アンビリーバブル!!in~愛媛~Part.8
道後温泉をあとにし一同はM夫妻のお家へレッツゴー!!
松山から高速で1時間する新居浜というところへ向かう。
道後温泉が私にとってずいぶんと現実を忘れさせてくれた。
高速へのるとすぐに山の中に飛び込んだ。
天気に恵まれ生い茂った緑の美しさに山の神様が歓迎してくれたようだ。
随分トンネルがあるなあ。
でもちょっと待てよ。
何かが変?!
んんっややっちょっとまったー!!
高速なのに単線で路肩がない!!
どうなってんだ!!
これは高速なのであろうか?!
事故しちゃったらどうするんだろう・・・。
周りがすべて山で逃げ場がない。
M夫妻にねえ、これ事故したらどうなるの?!
うん、ひたすら待つしかないんだよね。
げっ!!
行きはいいけど帰りが問題。
とにかく最悪の事態にならなければいいのだが・・・。
行く前から帰りの心配をする工藤ちゃんでありました。
ゆっくりできるものも一瞬で…。in~愛媛~Part.7
彩ちゃんと裸の付き合いをすませそのあとはおきまりのコースがあるらしい。
大広間があってそこで一般の人が同じ場所で向かい合ってお茶をすすりながら坊ちゃん団子を食べるという。
お天気も抜群のお天気に恵まれ暑いけど東京より湿度がなく過ごしやすい。
おじいちゃんもおばあちゃんもM夫妻も私もみーんな浴衣に着替えてお茶をすすりながら扇風機の風にさらされゆっくり流れる時間。
みんなが浴衣でパタパタあおぎながら語らいくつろいでいる。
本当に現実を忘れてしまいそうな光景でなんという贅沢なひととき。
風流である。
とひたるのもつかの間、彩ちゃんがおねえーちゃん遊ぼーとペタペタ。
あー先が思いやられる。
となりのじーちゃんばーちゃんがかわいいねえおいくつですか?と話しかけてきた。
彩ちゃん、”しゃんしゃいでしゅ”(3歳です)とぶりっ子。
おいおい、君は女優か、自分の見せ方を知っている。
恐るべし、3歳児。
これまた男泣かせな女になるんだろうなあとだんなの顔をじっとみた。
お父さん覚悟しなはれ~!!
彩ちゃんに…。in~愛媛~Part.6
「くどおーともえー」とすっかりフルネームで呼ばれ、もの珍しいのかその彩ちゃんがペタペタくっついてくる。
Mが笑っている。
じゃあ彩ちゃんおねえーちゃんとお風呂へ入りましょうねと一緒に脱ぎっこしてチャンチャラランチャチャンチャンチャン!!ちょっとだけよ(おっーーーとーここはカット!!想像にお任せします)お風呂へレッツゴー!!
土曜日のお昼前だけどけっこう人がいて賑やかだ。
しかし子供の肌ってモチモチプルプルしていてホント気持ちがいいのである。
悔しいけど子供には勝てない・・・。
その彩ちゃんと湯船に入るとおっぱい、おっぱいとモミモミしてきた。
おーい、彩ちゃーんおねーちゃんはねここんとこ数年触られたくても触られてないのよおーあなたって人はホント無邪気ねえと言ったらMがゲラゲラ笑っている。
触られたい人には触ってもらえなく人生とはうまくいかないものである。
泳ぐことはしなかったが彩ちゃんとお風呂でピチピチチャプチャプ遊んであー楽し!!
くどおーおねーちゃんもママになれるかしらなんていったらまた早く子供生みなさいとMにも言われてしまった。
しまった!!
最近このセリフがどこにいっても返ってくるのである・・・。
道後温泉にて。in~愛媛~Part.5
不景気なのであろう。
特に地方はそうであるとまざまざとみせつけられた。
夏休みだというのに人の気配が感じられない。
走っている車は軽自動車か業務用のステーションワゴン車ぐらい。
(私は大の車好きでバスに乗ってても歩いていても車を見ている)
東京では高級車でもモデルチェンジすると次の日からその車が走っていたりするがこの経済格差ってすごいなあって思った。
まあ地方は高級車は必要ないのであろうがたまたまだけどカローラすら走っていないのには驚いた。
そういうM夫婦の車も軽でどうも4人でこの密接した空間にいる。
松山市内をぐるっとまわり軽い朝食を済ませ道後温泉へ到着。
少し回っただけであるが自分なりのいろんな発見ができておもしろかった。
さあ、これがかの有名な道後温泉。
夏目漱石が愛浴していたということであるがうーん確かに風情である。
何とかの間、こんとかの間とたくさんのお風呂があって作りもタイムスリップしたようだ。
旅館なのかお風呂屋なのか木造でギシギシ音を立てる建物に愛着を感じてしまう。
お風呂はいたって普通のお風呂であるが昼間なのに暗くてEー感じ。
彩ちゃんはホントおしゃまさんで人懐っこくはじめて会った私にストーンと入ってきた。
まあベビーシッターのバイトもしてた経験もあって子供は不得意ではないがこうもよられるとかわいくてしょうがないものである。
その彩ちゃんに・・・。
私の行く手には…。in~愛媛~Part.4
私の行く手はいつも何かで阻まれてしまう。
でもこんなことがあるから旅はおもしろい。
さてエンジンがかからない車はただの大きな粗大ゴミ。
どうしたもんかとおもいきやバッテリーがあがってしまったようだ。
さあーみんな押してくれとだんな、苦笑い。
しかしそう簡単にバッテリーってあがってしまうものなのだろうか。
Mは何やってるのと怒りだし私はあまりのおもしろさに笑ってしまう。
でもって車を押して駐車場をグルグル。
それでもエンジンかからない。
管理のおっちゃんがどうしましたと声をかけてきて待ってましたと助けを求める。
駐車場出口でおっちゃん2人がかりに助けられいやはや困った客である。
エンジンが無事かかり気を取り直して今度こそ道後温泉へ出発ー!!
と彩ちゃんがおしっこ!!
オムツがとれてる彩ちゃんは女の子だしそこらへんでするわけにはいかず。
自然現象は避けられないのでまたまた空港へ後戻り。
マンガのようなホントの話し。
工藤ちゃんのずっこけ愛媛の旅。
続く・・・。
ここでまたもや…。in~愛媛~Part.3
飛行機に乗りこんだ工藤ちゃん。
さすがに一睡もしていないのがたたり大好きな機内誌も読まずガーゴーガーゴー。
でもってスッチーにお客様つきましたよと起こされ約1時間半、相当熟睡していたようだ。よだれをたらさず寝ていなかったからよかった。
松山着。
友達夫婦が私を出迎えてくれた。
いやあーーーーみんな久しぶりー!!
彩ちゃん、はじめまちて。(友達の子供)
写真で見るよりかわいいでちゅねえ。
3歳になった彩ちゃんはおてんば盛り。
私をいきなりくどおーともえーと呼んだ。
おいおい、フルネームで教えないでよおおおーと友達のMをにらむ。
だんなは隣でゲラゲラ笑っている。
Mもだんなも元気そうでなーんかすっかりママとパパ。
いろんなことがあったがとにかく仲良くやってくれているようでよかった、よかった。
それでは松山名物道後温泉を目指して出発ーーーーー!!
と車のライトがついていた。
なーんか嫌な予感。
エンジンがかからない。
どうなってんだ!!
工藤ちゃんいきあたりばったり前途多難の人生、初日からよくいろんなことが起こってくれるわ。
もうどうにでもなれっ開き直り工藤ちゃんの旅は続く・・・。
申し送れましたがこの旅は8月5日からの愛媛旅行を再現したものである。
ついに工藤ちゃんの正体が…。in~愛媛~Part.2
今回はとっても身軽な旅。
化粧もいらなきゃ?!きれいな洋服もいらない。
忘れ物したってなにか問題が起こるわけでもなし航空チケットさえあれば工藤ちゃん身一つで羽田まで順調順調。
のはずだったが・・・。
松山行き出発、さあ乗りこもうとドラエモンのどこでもドアを通ったらピーーーーーー!!
えっうそ?!
だって私時計もしてないしアクセサリーも1個もしていない。
ジーンズにTシャツ帽子にメガネでどうして鳴るの?
ちょっと失礼しまーすとお姉さん大きな虫眼鏡みたいなので私の体を後ろから前から、お股の下まで何度も何度もチェッチェッチェック!!
あっいやーんそこはダメよーんと心の中でブツブツとピーーーーーー。
私のお腹でピーーーーーー。
お姉さん、ハイ、ちょっといいですかーとおもむろに私の腰周りを触りまくる。
このお姉さん容赦なし!!
んんっ!?何だ何だ?!
あっベルトねっっ。
Tシャツに隠れていたベルトだわっとほれっほれっとみせたけど最後にお姉さん、帽子を取ってください。
えっーーーーーーーー!!
伏目がちにしぶしぶと帽子をとる工藤ちゃん。
こんなところで帽子を取れと言われると無償に恥ずかしくなってしまう。
すっぴんはいいけど帽子を脱いだ時って変な頭の癖になっててとっても嫌なのよねー。
あーあー口紅ぐらいつけとけばよかったと後悔先に立たずの工藤ちゃんでありました。